中村 江里花 2011年11月 7日 18:00
iOS版とAndroid™版のSDKにおいて、mixiGraphAPIでのみ利用可能だったAPIもmixiアプリでご利用いただけるようになりました。(今後、PC版、モバイル版、スマートフォン版(web)のmixiアプリにおいても mixi Graph API を利用可能にしていく予定です。)
これによりディベロッパーの皆様は、mixiアプリを作る際により多くのAPIをご利用いただくことが可能になります。(詳しくはこちらをご覧ください)
今回のコラムでは、APIの統合によりmixiアプリでご利用可能になったAPIのご紹介と、mixiアプリで使えるAPIが増えた事で新たにどのようなことが実現可能になるのか、具体例をご紹介したいと思います。
1.mixiアプリで利用可能になったAPIのご紹介
今回の統合により利用が可能になったAPIは以下の通りです。
ご覧の通り、皆様にご利用いただけるAPIが約3倍に増えました。
個々のAPIの仕様詳細に関してはこちらをご確認ください。
2.mixiアプリで利用出来るAPIが増えた事により新たに実現可能になったこと
新しいmixiアプリAPIでは、mixiが提供しているコミュニケーションサービス全てをアプリの機能として盛り込むことが可能になっております。
以下の表は今回からmixiアプリでご利用いただけることになった機能の一覧です。
mixiの機能 |
投稿 |
閲覧 |
フィードバック |
API |
ボイス |
● |
● |
● |
Voice API |
日記 |
● |
● |
× |
Diary API(投稿) |
フォト |
○ |
○ |
○ |
Photo API |
チェック |
● |
● |
× |
Check API(投稿) |
チェックイン |
● |
● |
● |
Check-in API |
メッセージ |
● |
● |
× |
Message API |
○…以前からご利用いただけたもの
●…今回新たにご利用いただけるもの
×…ご利用いただけないもの
今回のAPIの追加によって今まではmixiアプリとしては提供が難しかった
以下のようなアプリをmixiアプリとしてご提供いただくことが可能になります。
例①mixiボイスの投稿と閲覧に特化したシンプルなクライアントアプリ。
例②mixiチェックインの投稿と閲覧に特化したアプリ。
上記の具体例で挙げさせていただいたアプリの投稿から発生するユーザーのコミュニケーションの流れ、バイラルにより友人がアプリ利用にいたるまでの流れを示したものが下図になります。
利用できるAPIが増えたことで今までよりも多くのアプリに関連するフィードがユーザーのmixiホーム画面に飛ぶことになり、皆様のアプリの存在がアプリ利用ユーザーを経由しその友人に認知される機会が増加します。
また、投稿、閲覧、フィードバック、というSNSの基本的なコミュニケーションの流れがアプリに組み込めるようになっているので、ユーザーのアプリ起動が増えることも期待できます。
マネタイズに関して、アイテム課金が難しいアプリであれば、以前のコラムでご紹介したUUボーナスプログラムにより皆様のビジネスをサポートするための用意もしております。ぜひご利用いただければと思います。
今回、まずはSDK版を公開させて頂きましたが、今後も引き続き、PC、モバイル、スマートフォン版(web)についてもアプリAPIとGraphAPIの統合を行っていきます。
mixiプラットフォームが皆様にとってアプリをご提供しやすい環境となりますよう整備を進めて参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。