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はじめに

昨今のスマートフォンの普及に伴い、 mixi においても Android や iPhone といった端末からのアクセスが増加しています。mixi でもタッチスクリーンに最適化された新しいスタイルの『mixi Touch』を提供させていただいており、mixi アプリにおいても2010年9月よりスマートフォン対応版の提供を開始しております。

新しい mixi アプリ for Touch のアーキテクチャでは、iframe model を採用しています。アプリケーション描画領域となる iframe の内部が開発者サーバの提供するドメインになっており、mixi ソーシャルデータへのアクセスには RESTful API を利用します。PC 版とモバイル版 mixi アプリの長所を併せ持った構成で、現在の PC 版 mixi アプリ、モバイル版 mixi アプリどちらの開発者でも構築しやすいような互換性と、それに加えて最新モバイルブラウザに搭載されいてるHTML5やCSS3といった標準機能を利用しやすいように考慮されています。

以下では、mixi アプリ for Touch 向けのアプリケーションを開発する手順を説明していきます。

システム構成と処理フロー

mixiアプリ for Touchのシステム構成図を以下に示します。アプリケーション描画領域となるiframeの内部が開発者サーバの提供するドメインになっており、mixiソーシャルデータへのアクセスにはRESTful APIを利用します。

23.png

以下に実際の処理の流れを説明します。

  1. クライアントがrun_appli.plにアクセスし、HTTPリクエスト送信
  2. アプリ描画領域iframeを含むHTMLをmixiサーバが送信
  3. クライアントがiframe内をSAPサーバに対してリクエスト(署名付きリクエスト)
  4. RESTful APIリクエスト
  5. RESTful APIレスポンス
  6. SAPサーバからHTMLを送信

利用可能な API

ソーシャルアプリケーションを開発する上で必要不可欠な API としては、PC 版/モバイル版とほぼ同等のものが利用可能です。RESTful API には、モバイル版と同様に 2-legged OAuth を使ってアクセスします。

RESTful API

  • Person & Friends
  • Activity ※
  • Persistence ※

※同時にモバイルにも対応しているアプリのみ利用可能

User Flow API

  • Invite / Request
  • Communication Feed
  • Message
  • Geolocation

サポート端末

Android

  • 国内主要3キャリアいずれかより発売される携帯電話であること
  • ただし、au IS01、docomo LYNX SH-10B、フォトフレームやタブレット端末等は対象外

iPhone / iPod Touch

  • iOSバージョン4.0以上を推奨

アクセスしてきた端末が対応デバイスかどうかは、UserAgentによって判別します。Wi-Fi環境からのアクセスも想定されるため、IPアドレスによる制限は行わないようにしてください。また、Touch非対応アプリにユーザがアクセスした場合は、PC版アプリ実行画面が表示されます。

なお、Android / iPhone ともに端末に搭載された標準ブラウザのみ対応となり、それ以外のサードパーティ製ブラウザについては対象外とさせていただきます。

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