2011/3/24に仕様変更したリクエストAPIの活用法について

ミクシィ担当者 2011年3月23日 23:09

今回のコラムは2011年3月24日にリリースをさせて頂きました「リクエストAPI」の仕様変更の内容と理由それに加え、過去のコラムでも何度か掲載をさせて頂いておりますが、改めて「リクエストAPI」の効果的な活用方法についてご紹介します。

■仕様変更内容について
今回リクエスト一覧(list_appli_request.pl)を整理するための機能として以下の機能を用意しました。

  • ソーシャルアプリプロバイダー様が提供しているアプリから送信したリクエストをユーザーを指定してリクエスト一覧から削除する事が出来ます。
    ※ただし、この機能を利用する場合はアプリ上でユーザーに向けて何をしたら削除されるかを必ず説明を行ってください
  • マイアプリからアプリを削除時にリクエスト一覧に残っている削除したアプリに関するリクエストは自動的に削除されます。

■リクエストAPI仕様変更の理由
今までのリクエストAPIの仕様では、一度送ったリクエストはユーザー本人がリクエスト一覧の「受ける」「受けない」のボタンを押すか、一定期間を過ぎない限り消えない仕様と
なっておりました。そのため、多くのアプリリクエストを送られたユーザーによっては、リクエスト一覧に大量のリクエストが残ってしまう状態となってしまいます。これはユーザーの利便性を損なう恐れ、またはリクエストの通知価値低下が起きる可能性がありました。

これを解消するために、今回ユーザーの利便性向上とリクエストの価値向上を目的に、リクエストAPIの仕様変更を行いました。これを利用することで、ソーシャルアプリケーションプロバイダー様の方でユーザーがアプリ内で送ったリクエストを削除いただけるようになります。

■リクエストAPIの利用方法の良い例
リクエストAPIとは、アプリを利用しているユーザーがアプリ上で自分の友人に対し色々なお願いができる機能です。このAPIの利用例としては、「オリジナルカクテルを作ったから飲みに来て」「イベント限定ギフトをプレゼントしたから受け取って」といった内容で利用されており、これらの利用例のいずれに対しても高いリクエスト送信数と開封率となっております。

理由としては、アプリで展開されるストーリーの中において、ユーザーがリクエストを送る相手に対して「お願い」をし易い状況であり、尚且つリクエストを送った相手が「受け取り易い」内容であるからです。

「実際の友人にどんな事だったらお願いし易いか?」
「実際の友人にどんな贈り物を贈ったら受け取ってもらえるか?」

実社会での友人関係で行うコミュニケーションをベースにして、違和感の無いリクエストAPIの活用をしていただければ、より多くのユーザーの利用が期待できます。

■リクエスト削除APIを使うとどうなる??
以前、「季節のイベントでユーザーの獲得を狙いましょう」というコラムを掲載いたしました。この例は、アプリで季節限定のイベントを実施するという内容でした。そのイベントの実施によって、ユーザーはマイミクに対してイベントアイテムをリクエストとして送ります。この際に、そのリクエストを受け取ったユーザーが何かアクションを行う前にイベントの期間が終了してしまうと、そのリクエストが残った状態となってしまいます。リクエスト削除APIを利用することで、イベント終了時点でそのリクエストを削除することができます。

つまり、イベント実施期間とリクエストアイテム受け取り期間をSAP様の方で設定することで、イベント実施期間とリクエストの整合性を保つことができるようになるのです。これによって、ユーザーによるリクエスト受け取りについてのCTRの向上を期待することができます。

ユーザーにとってリクエストとはアプリを通じて友人に「お願い」や「受け取って」等の気持ちを届ける事が出来る「コミュニケーションツール」です。コミュニケーションの発生を意識した活用をいただけますとより多くのユーザーの利用も期待できます。

今回の仕様変更を機会に改めてユーザーにとってポジティブな体験ができるリクエストAPIの活用方法について検討してみてはいかがでしょうか。

リクエストAPIを有効活用して、アクティブ率の向上を目指しましょう!

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