11/15（火）からモバイル版からmixiゲームをリリースしました。mixiゲームとは、mixiアプリにおいて提供されていたゲーム系のアプリをカテゴライズして、新サービス「mixiゲーム」としたものです。

PC版、スマートフォンのtouch版のリリースは12月上旬を予定しています。

「mixiゲーム」を提供することによって、ゲームが好きで利用しているユーザーだけではなく、今までゲームを積極的に利用していなかったユーザーも取り込んで、mixi上での総ゲーム利用ユーザー数の拡大及び利用が促進されていくことを狙っています。

mixiでゲームユーザーが拡大するためには、ソーシャルアプリケーションプロバイダーのみなさまに、mixiというプラットフォームをご理解して頂き、ゲーム設計を行って頂く必要があると考えています。ここでは、「mixiゲーム」でのユーザー獲得方法についてお伝えします。

結論からお伝えすると、ユーザー獲得に成功するためには、『mixiアプリAPIを有効に活用する』こと、これに尽きます。

今までのmixiアプリブログでもご紹介をしてきましたが、mixiアプリのAPIは友人から友人へとバイラルする強い力を持っています。ここでは、強い力の理由の説明は割愛しますが、ユーザーがアプリAPIを利用して、友人に通知やフィードを送信することで、ゲームユーザー以外のユーザーまで獲得することが期待出来ます。

【mixiゲームの主な集客構造】

これらのAPIを有効に活用することによって、ゲームユーザーから送信される通知・フィードによって、今までゲームを積極的に利用していなかったユーザーの好奇心が感化され、ゲームの利用につながっていきます。この巻き込み効果を最大化するためには、各APIそれぞれをゲーム内での利用目的にあった方法で設置する必要があります。

【各APIの主な利用目的】
・リクエストAPI：ユーザーが友人を指定して、主にプレゼントの送信等に利用

・招待API：ユーザーが友人を指定して、未利用ユーザーを誘う時に利用

・コミュニケーションフィード：ユーザーが友人全員にゲーム内の情報を伝えたい時に利用。伝えるための文言は運営者側で指定する

・ボイスAPI：ユーザーが友人全員にゲーム内の情報を伝えたい時に利用。伝えるための文言は運営者側で指定するが、ユーザーが編集可能

リクエストAPIから送信されるリクエスト通知は、個別に友人から送られるものであり、ユーザー獲得（新規・継続・休眠ユーザーの呼び起こし）効果が一番高いAPIです。リクエストAPIの利用のコツは2つあります。1つ目は、セレクターを利用して、最近リクエストでプレゼントを送信してくれたユーザーやアクティブなユーザーを優先的に表示出来ます。これによって、リクエストの送信時のユーザビリティが向上します。もう1つは、リクエスト削除機能を利用して、イベント期間終了後に受信側ユーザーのリクエスト一覧に表示されている無効なリクエストを削除することが出来ます。これによって、ユーザーのリクエスト一覧に期限切れのリクエストが残っている事態を回避することが出来ます。リクエストAPIに盛り込まれている機能を最大限活用することにより、ユーザーは快適にリクエストAPIを利用出来るようになります。
※リクエストAPIの詳しい仕様はこちら
PC・touch版　http://developer.mixi.co.jp/appli/spec/pc/use_request_api/
モバイル版　http://developer.mixi.co.jp/appli/spec/mob/mobile_api_detail/

招待APIは、招待キャンペーンと称して、招待した友人が登録してくれた際に何かアイテムを付与するキャンペーン期間を区切りながら導入するとユーザーの招待意欲が高まります。※招待を送信しただけで、アイテムを付与することはmixiアプリガイドラインで禁止しておりますが、招待したユーザーが登録してくれた際のアイテム付与については禁止しておりません。

コミュニケーションフィードは、mixiのホーム画面上での表示位置が、リクエストAPI、招待APIと比べて下の方になります。mixiチェックなどの友人が利用しているサービスのフィードを表示する枠に表示されるため、ユーザーは気楽に送信出来るフィードであり、友人にゲーム内でアクションを求める（例えば、友人がクリックすることで何か達成出来る）場合に有効です。

ボイスAPIは、コミュニケーションフィードよりもmixiホーム画面上での表示位置は上の方になります。一方で、mixiホーム画面上でのボイス機能は、今の気持ちや実生活の中での出来事などを共有するために利用されている機能であり、ゲーム内でのアクションを求めるための告知や、ゲーム内のイベント情報をボイスAPIで送信することには抵抗感を持っているユーザーも少なくありません。ボイスAPIは、ゲームよりも「占い・診断」ジャンルのアプリなどで自分自身に関する情報（例えば、「○○タイプと診断されました」）を投げ込むには向いているAPIです。

こちらを参考にしていただき、ソーシャルアプリケーションプロバイダーのみなさまが提供されるゲームがヒットすることを期待しています。